片付く無印良品の使い方

忙しくても散らからない。無印良品でつくるリビング・玄関「定位置」収納のコツ

Tags: 無印良品, 片付け, 収納, リビング収納, 玄関収納, 時短片付け

忙しい日々でも片付いた空間を保つために

リビングや玄関は、日々の生活の中で最も多くの物の出入りがある場所です。ついつい物を「ちょい置き」してしまい、気づけば散らかってしまう、という経験は多くの方がお持ちのことでしょう。特に忙しい毎日を送っている場合、片付けに時間をかけるのが難しく、一度散らかると元に戻すのが億劫になりがちです。

しかし、物の「定位置」をしっかりと決め、無印良品の収納用品を効果的に活用することで、短時間で片付けが完了し、散らからない状態を維持することが可能になります。ここでは、リビングと玄関に焦点を当て、具体的な無印良品製品の活用方法とその考え方をご紹介します。

リビングの「ちょい置き」を防ぐ無印良品活用術

リビングはリラックスする空間でありながら、様々な物が集まりやすい場所でもあります。リモコン、読みかけの雑誌、文房具、ブランケットなど、ついつい出しっぱなしになりがちな物を無印良品製品で整理し、定位置を作りましょう。

ソファ周りの小物に「ソフトボックス」や「壁に付けられる家具」

ソファ周りのリモコンや眼鏡、ブランケットなどは、すぐに手に取りたいものの、出しっぱなしにすると雑然として見えます。「ポリエステル綿麻混・ソフトボックス」は、柔らかく軽量で、ソファの横などに置いておいても邪魔になりにくく、一時的な収納に便利です。読みかけの雑誌やタブレットなども立てて収納できます。

また、壁のスペースを活用できる「壁に付けられる家具」シリーズの棚や箱は、ソファの背面や横に取り付けることで、リモコンや文庫本などの定位置になります。床置きを防ぎ、掃除も楽になるメリットがあります。

テーブル周りの書類や文具に「アクリル収納」や「ファイルボックスミニ」

ダイニングテーブルやリビングテーブルは、食事だけでなく作業スペースとしても使われがちです。DMや書類、ペンなどが散らかりやすい場所には、「アクリル小物収納」シリーズが有効です。透明なので中身が見えやすく、必要な物をすぐに取り出せます。

一時的に置いておく書類や、よく使う文房具をまとめるには、「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ホワイトグレー」のハーフサイズや「ポリプロピレンファイルボックス・ミニ」が便利です。これらをテーブルの近くの棚や引き出しにセットしておき、「使い終わったら戻す」という習慣をつけることで、「ちょい置き」を防ぎます。

床置きを防ぐ「スタンドファイルボックス」や「バスケット」

新聞や雑誌、または一時的に置かれがちなバッグなどは、床に直置きすると空間が狭く見え、散らかりの原因になります。「ポリプロピレンスタンドファイルボックス」をソファや壁際に設置し、読み終わった新聞や雑誌の一時保管場所とします。容量が決まっているため、いっぱいになったら見直すきっかけにもなります。

大きめのブランケットやクッションカバーの予備などには、「ポリエステル綿麻混・バスケット」シリーズがおすすめです。目隠しにもなり、床に直置きするよりはるかにすっきりと見えます。

玄関の「ちょい置き」を防ぐ無印良品活用術

玄関は家の顔であり、外出・帰宅時に必ず通る場所です。鍵や郵便物、宅配便の受領印、つい脱ぎっぱなしのスリッパなど、ここも「ちょい置き」が発生しやすいポイントです。

帰宅動線を考えた小物収納

帰宅してまず行うのは、鍵を開ける、郵便物を確認するなどです。これらのアクションをスムーズにするために、玄関ドアの近くや靴箱の上に、鍵や印鑑の定位置を作りましょう。「アクリル小物収納」のトレータイプや、「白磁トレー」などは、見た目もすっきりしており、小物の定位置として最適です。

届いた郵便物は、すぐに処理できない場合、一時置き場が必要です。「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ」を一つ用意し、「未処理の郵便物入れ」とします。ここにまとめて入れておき、後でまとめて開封・処理する時間を作ることで、玄関に郵便物が山積みになるのを防ぎます。

バッグや上着の一時置きに「壁に付けられる家具」

帰宅してすぐにリビングへ行かない場合、玄関や廊下でバッグや上着を一時的にかけておけると便利です。「壁に付けられる家具・フック」や「壁に付けられる家具・棚」は、賃貸でも取り付けやすく、ちょっとした物の仮置きスペースとして活躍します。これにより、床や家具の上に無造作に置かれることを防ぎます。

靴の手入れ用品や傘の収納

靴の手入れ用品は、靴箱の中にまとめて収納するのが基本です。「ポリプロピレンケース・引出式」の薄型などを活用すると、ブラシやクリームなどをコンパクトに整理できます。傘は無印良品にも様々なタイプの傘立てがありますので、玄関のスペースに合ったものを選ぶと良いでしょう。

散らからない状態を維持するための「定位置」と「短時間リセット」の考え方

無印良品製品を活用して定位置を作ることは、片付いた状態を維持するための第一歩です。しかし、最も重要なのは、その定位置に「使い終わったら戻す」という習慣をいかに負担なく続けるかです。

物の定位置を「使う場所の近く」に設ける

収納用品を使う場所から遠い場所に置いてしまうと、戻すのが億劫になり、「ちょい置き」が発生しやすくなります。例えば、リモコンはソファのすぐ横、郵便物は玄関のすぐそば、というように、使う場所の「すぐ近く」に定位置を設けることが重要です。無印良品のコンパクトな収納用品は、様々な場所に溶け込みやすく、このような配置に適しています。

「〇分だけ」「〜しながら」の短時間リセットを習慣にする

忙しい中で片付けの時間を確保するのは大変です。しかし、「完璧に片付けよう」と思うのではなく、「テレビCM中にリモコンを定位置に戻す」「帰宅してコートをかけるついでに、玄関の小物をトレーに戻す」など、数分でできる「ミニ片付け」を習慣にすることを目指しましょう。無印良品で定位置が明確になっていれば、この数分でのリセットが非常に効果を発揮します。

定期的な見直しで物の量をコントロールする

収納用品に収まりきらなくなったり、定位置からはみ出す物が増えてきたら、それは物が増えすぎたサインです。無印良品製品のサイズに合わせて物の量を調整することを意識しましょう。例えば、ファイルボックス一つに入る量だけを持つ、と決めるなど、具体的な制限を設けることで、不要な物を溜め込まない習慣が身につきます。

まとめ

無印良品製品は、シンプルなデザインと機能性で、リビングや玄関といった散らかりやすい場所の「ちょい置き」を防ぎ、物の定位置を作るのに役立ちます。ソフトボックス、壁に付けられる家具、アクリル収納、ファイルボックスなどを、物の種類や使う場所に合わせ適切に配置することで、散らからない仕組みを構築できます。

そして、最も重要なのは、これらの収納用品を活用し、「使い終わったら定位置に戻す」というアクションを、無理のない範囲で習慣化することです。数分で完了する短時間リセットを日々のルーティンに取り入れることで、忙しい毎日の中でも、いつも片付いた快適な空間を維持することが可能になります。無印良品製品を暮らしに取り入れ、物の定位置管理を実践することで、片付けにかかる時間を減らし、より心地よい空間で過ごせるようになるでしょう。