無印良品 PP収納とフックで叶える。忙しい洗面所の短時間リセット術と「定位置」の仕組み
散らかりがちな洗面所を整えるために
洗面所は、一日の始まりと終わりに必ず使用する場所です。歯ブラシ、洗顔料、スキンケア用品、化粧品、ドライヤー、タオル、掃除用品など、様々な物が集まりやすいエリアでもあります。そのため、忙しい日々の中では物が定位置に戻されず、すぐに散らかってしまいがちです。散らかった状態は、必要な物を探す手間が増えるだけでなく、掃除もしにくくなり、衛生面でも気になる点が出てきます。
無印良品でつくる、散らからない洗面所の「定位置」
散らからない洗面所を維持するためには、「全ての物」に「定位置」を決めることが重要です。そして、その「定位置」へ戻すアクションをできるだけ簡単にする「仕組み」をつくることが鍵となります。無印良品には、この「定位置」づくりと「仕組み」づくりに適した製品が豊富に揃っています。
まずは、洗面所にある物を全て取り出し、使うもの、使わないもの、ストックに分類することから始めます。この際、一度に完璧に行う必要はありません。まずは引き出し一つ、棚一段など、範囲を絞って取り組むことで、短時間で進めることができます。
分類が終わったら、それぞれの物の「定位置」を決めていきます。ここで意識したいのは、「使う場所」のすぐ近くに「使うもの」を収納するということです。
無印良品 PP収納を活用した引き出し・オープン収納
洗面台下の引き出しや棚、洗面所の収納棚では、無印良品のポリプロピレン（PP）収納シリーズが活躍します。水に強く、汚れても拭き取りやすいPP素材は洗面所に適しています。
- ポリプロピレンケース引出式: 細々とした洗面用具や化粧品、下着やパジャマなどの収納に適しています。引き出しの中に「ポリプロピレン整理ボックス」や「ポリプロピレン小物ケース」を組み合わせることで、引き出しの中で物がごちゃつくのを防ぎ、さらに細かく分類して「定位置」を明確にできます。引き出しを開けるだけで目的の物が取り出せ、戻す場所も分かりやすくなるため、片付けのアクションが最小限になります。
- やわらかポリエチレンケース / ポリプロピレンファイルボックス: 洗剤ボトルや掃除用品、ドライヤーやヘアアイロンなど、形状がバラバラで立てにくい物の収納に役立ちます。種類ごとにまとめてケースやファイルボックスに入れることで、見た目もすっきりし、取り出しやすく戻しやすくなります。ファイルボックスは、洗面台下のパイプ周りなど、奥行きのあるスペースでも奥まで無駄なく活用しやすい形です。
壁面・隙間を活かす「浮かせる収納」と「隙間収納」
洗面所では、限られたスペースを有効活用することが重要です。壁面やちょっとした隙間も「定位置」として活用できます。
- ステンレスフック / アルミフック: 洗面台の鏡の淵や棚下などに粘着フックや吸盤フックを取り付けることで、歯ブラシ、洗顔ネット、ゴム手袋、掃除用ブラシなどを「吊るして収納」できます。これは「浮かせる収納」とも呼ばれ、物の底が濡れるのを防ぎ、カビやぬめりの発生を抑えるのに有効です。掃除の際も、物をどかす手間が省け、洗面台全体を短時間で拭き上げやすくなります。
- 壁に付けられる家具: 洗面台の横の壁など、ちょっとしたスペースに棚や箱を取り付けることで、よく使うスキンケア用品やヘアケア用品の一時的な「定位置」をつくることができます。すぐに手に取りたい物が洗面台の上に散らばるのを防ぎます。
- ポリプロピレンストッカー: 洗濯機と洗面台の間など、限られた隙間にぴったり収まるよう、幅や高さを選べるストッカーです。タオル、洗剤のストック、掃除用品などを収納でき、縦の空間を有効活用できます。キャスター付きのものを選べば、移動も容易で掃除の邪魔になりません。
忙しくても散らからない状態を維持するコツ
無印良品製品で「定位置」と「仕組み」を整えたら、それを維持するための工夫を取り入れます。忙しい中でも無理なく続けるためのポイントは、「短時間でできるアクション」を習慣にすることです。
- 「1アイテム1アクション」を意識: 物の「定位置」は、取り出しやすく戻しやすい場所・方法に決めます。例えば、引き出しを開けて入れるだけ、フックにかけるだけ、ファイルボックスに入れるだけ、のように、片付けるためのアクションを1つか2つに減らすことを目指します。アクションが少ないほど、忙しい時でも億劫に感じにくく、自然と体が動くようになります。
- 朝晩のルーティンに組み込む: 朝晩の洗面所利用時に、短い片付けアクションをセットで行います。歯磨き後に洗面台をさっと拭く、ドライヤー使用後にコードをまとめて引き出しに戻す、などです。毎日の短い積み重ねが、散らかりの蓄積を防ぎます。
- 「ちょい置き」の発生源をなくすか、一時置き場を決める: 帰宅後のアクセサリーや時計、一時的に外したメガネなど、「ちょい置き」しやすい物には特に意識して「定位置」を決めます。もしすぐに所定の場所にしまえない場合は、「一時置き用」の小さなトレーや箱を洗面台の片隅や壁に付けられる家具の上に用意するのも一つの方法です。ただし、ここに置いた物は「一日、もしくは週末には必ず定位置に戻す」というルールを設けることが重要です。
- 週末の「5分リセット」: 週末など少し時間に余裕がある時に、洗面所全体をさっと見渡す「5分リセット」を行います。これは大掛かりな片付けではなく、定位置から少しずれている物を元に戻す、不要な試供品やDMなどを捨てる、といった短時間で終わる作業です。これにより、大きな散らかりに発展するのを防ぎます。
まとめ
無印良品のポリプロピレン収納シリーズやフック、壁に付けられる家具などを効果的に活用することで、洗面所の「定位置」と「仕組み」を確立できます。物が全て定位置に収まるようになれば、必要な時にすぐに見つかり、掃除も楽になります。
忙しい中でも散らからない洗面所を維持する鍵は、「短時間で終わる簡単なアクション」を毎日の習慣に取り入れることです。「1アイテム1アクション」を目指した収納、「浮かせる収納」による掃除の時短、そして毎日の短いリセット時間の確保が、無理なく片付く状態を維持するための有効な方法となります。これらの工夫を、ご自身のライフスタイルに合わせて取り入れてみることで、忙しい朝晩もストレスなく洗面所を利用できるようになるでしょう。