片付く無印良品の使い方

無印良品アイテムで叶える。忙しい日のテーブル上「定位置」と短時間リセット術

Tags: 無印良品, 収納, テーブル, リビング, 時短片付け, 定位置

忙しい毎日の中で、リビングやダイニングのテーブルの上に、つい物が増えてしまうという状況は多くの方が経験されていることかと思います。郵便物、読みかけの本、リモコン、充電中のスマートフォンなど、一時的に置いたはずの物がそのままになり、気づけばテーブル上が散らかってしまう。そして、まとめて片付けようと思っても、なかなか時間が取れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このような「ちょい置き」による散らかりを防ぎ、忙しい日でもテーブル上をすっきりと保つためには、「物の定位置を決めること」と、「短時間でリセットできる仕組み」が必要です。無印良品には、この二つを実現するためのシンプルで機能的なアイテムが揃っています。

テーブル上が散らかる主な原因

テーブル上が散らかる原因は、物の「一時的な置き場所」が「最終的なしまい場所」になってしまっていることにあります。これは、忙しい中でそれぞれの物の「最終的なしまい場所」へすぐに持っていく手間を省きたいという心理や、そもそも物の「定位置」が曖昧であることから生じます。

特にテーブルの上は、家の中心にあることが多く、様々な用途で一時的に物が置かれやすい場所です。しかし、その「一時的」が恒常化することで、作業スペースが狭くなったり、見た目が乱雑になったりしてしまいます。

無印良品でつくるテーブル上の「定位置」

テーブル上やその周辺に、散らかりやすい小物のための「一時的な定位置」や「すぐにアクセスしやすい定位置」を設定することで、物の行き場がない状態を解消します。ここで活躍するのが、無印良品の様々な収納アイテムです。

① 散らかりやすい小物の分類と定位置の検討

まずは、テーブル上によく置かれる物をリストアップし、種類ごとに分類します。 * 文房具(ペン、ハサミなど) * リモコン * 郵便物、書類 * スマートフォン、充電器、ケーブル * 読みかけの本、雑誌 * その他(常備薬、ティッシュなど)

次に、これらの物がどこにあれば便利か、そして散らかりにくいかという視点で「定位置」を検討します。必ずしもテーブルの上に常に置いておく必要はなく、テーブルのすぐ近くの棚や引き出しなども含めて考えます。

② 無印良品アイテムを活用した具体的な「定位置」の例

文房具やリモコン: 頻繁に使用するペンやハサミ、そして各種リモコンは、テーブル上やそのごく近くに定位置があると便利です。 * ブリ材バスケット(丸型・角型): 温かみのある素材で、リビングの雰囲気に馴染みます。リモコンや文房具をまとめて入れるのに適しています。サイズ展開も豊富で、置きたい物の量に合わせて選べます。 * ステンレスワイヤーバスケット: シンプルで丈夫なワイヤーバスケットは、中身が見えやすいため、何が入っているかすぐに把握できます。リモコン立てとしても使いやすい形状があります。 * ポリプロピレンデスク内整理トレー: 引き出しがない場合でも、浅めのトレーに必要な文房具だけを厳選して置いておくことで、散らかりを抑えられます。

郵便物、書類: 届いた郵便物や、一時的に置いておきたい書類は、まとめておく場所を決めないとすぐに山積みになってしまいます。 * ポリプロピレンファイルボックス スタンダードタイプ 1/2: 卓上に置いても邪魔になりにくい高さで、一時的な郵便物や、後で処理する書類などを立てて収納できます。「処理待ち」「重要」など、簡単な分類をするのにも役立ちます。 * アクリル収納スタンド: 透明で圧迫感がなく、数枚の書類やハガキを立てておくのに便利です。

スマートフォン、充電器、ケーブル: 充電中のスマートフォンや、使用頻度の高い充電器、ケーブル類も、定位置がないと絡まったり見失ったりしがちです。 * ポリプロピレン小物収納ボックス: 細かい仕切りがあるタイプを選べば、ケーブルやアダプター、イヤホンなどをすっきりと収納できます。テーブル近くの棚などに置いておくと良いでしょう。 * ブリ材デジタル機器収納: PC周辺機器やケーブル類をまとめて収納するために作られたバスケットです。まとめて入れておくだけでも見た目がすっきりします。

これらのアイテムを組み合わせて、テーブルの上や周辺に、それぞれの物の「帰り場所」を作ります。

短時間でテーブル上をリセットするコツ

「定位置」ができたら、次はそれを維持するための「短時間リセット」の習慣を取り入れます。忙しい毎日でも負担なく続けられることが重要です。

① 「ながらリセット」を習慣にする

テレビCM中、食事の後、外出前、帰宅後すぐなど、「〜ながら」や「〜のついで」にテーブル上の物を定位置に戻す習慣をつけます。「全部きれいにしよう」と思うと億劫になりますが、「ペンをペン立てに戻す」「リモコンをバスケットに入れる」など、一つか二つの行動だけ行うと決めれば、1分もかからずに完了します。

② 「まとめてリセット」は時間を決めて

一日の終わりや、週に一度など、まとまった時間(例えば5分や10分)を決めて、テーブル上の全ての物を定位置に戻す時間を作ります。タイマーをセットすると集中できます。この時も、「完璧に片付ける」ことよりも、「テーブルの上にある物をゼロにする」ことを目標にします。定位置に戻すだけなので、5分でも驚くほど片付きます。

③ 「一時的な定位置」から「最終的な定位置」への移動

テーブル上やその近くに設けた「一時的な定位置」に入れた郵便物や書類などは、週末など時間に余裕があるときに、「処理」「保管」といった最終的な定位置へ移動させます。この一手間を設けることで、「一時的な定位置」が物で溢れてしまうのを防ぎます。

散らからない状態を維持するための考え方

無印良品のアイテムは、シンプルで統一感があるため、複数のアイテムを組み合わせても悪目立ちせず、すっきりとした収納空間を作りやすいという利点があります。機能性はもちろん、見た目の美しさも、散らからない状態を維持するモチベーションにつながるでしょう。

まとめ

無印良品の収納アイテムを活用して、テーブル上によく置かれる物それぞれの「定位置」を具体的に設定することで、散らかりを根本から防ぐことができます。さらに、「ながらリセット」や時間を決めた「まとめてリセット」といった短い時間でできる習慣を取り入れることで、忙しい日々の中でもテーブル上を簡単に、そして継続的にきれいに保つことが可能です。

完璧を目指すのではなく、まずは一つか二つのアイテムから取り入れて、「テーブルの上に何もない状態」を体験してみてください。そのすっきり感が、片付いた状態を維持するための大きな原動力となるはずです。